
History and folktale museum
Representative work of
Michiyo Okada
Translation:Uncle Tom's Kevin
翻訳本:奴隷トム



女流文学者
岡田 美知代
愛と真実の旅 岡田美知代の世界
「肉体の売買こそ禁じられて、牛馬品同様に市場へ持ち出されて公売に附せられるような奴隷制度こそ行われていないけれど、精神的に打たれて蹴られて、極端にまで虐げらえれ通さなければならぬ人類が、現今にもないわけではない。
この小説を読んで、あまたの使用人は、自分の社長に読んでもらいたいと思いもしよう、そしてまた資本家はまた、これを自己の使用人共に読ませたいと思いもしよう、(中略)私はこの意味からいっても、この小説の実に有力なものであることを推奨して措かない次第である。」
「奴隷トム」序文より
岡田(永代)美知代は明治から大正に作家・翻訳家として多くの作品を発表した女流文学者です。ストウ夫人の「アンクル・トムズ・ケビン」邦題『奴隷トム』(1923年)、ミューラック夫人「ジョンハリファックス」邦題「愛と真実」(1924年)は愛の学校叢書として広く愛されました。また短編集には『花ものがたり』などを残しています。
しかし美知代は小説家としてではなく、日本の自然主義文学を代表する作品の一つで、私小説の出発点に位置する作品とされる田山花袋の小説「蒲団」(1907=明治40年)の女学生のモデルとして一般的には知られています。
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展示コーナー
上下の歴史や上下出身の小説家”岡田美知代”、上下のむかしばなしの3つのテーマで出来ている資料館です。上下歴史文化資料館の建物は、 上下出身の作家「岡田美知代」の生家を改築した建物 です。軒先などに昔の面影が残っています。
展示内容は、1階西に上下の歴史、2階に岡田美知代の紹介、1階東は昔話のコーナーになっています。1階ホールでは年4回以上の企画展が開催され、 1階エントランスは、市民の作品発表の場となっています。
上下歴史文化資料館利用案内
所 在 地 〒729-3431 府中市上下町上下1006
開館時間 10:00~18:00
休館日祝日を除く月曜日と年末年始
*ただし、天領上下ひなまつり開催期間中は毎日
開館しています。
入 館 料 無料
駐 車 場 3台 *ほかに、徒歩約300mの場所に観光駐車場
(約50台)があります。
問い合わせ 電話番号:0847-62-3999

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